賃貸借契約を結ぶと同時に必要なことのひとつに、賃料の回収方法の案内があります。大きくは5つがあります。それぞれに、メリットデメリットもあります。
振込(口座振込)
消費者に、指定の口座に振り込んでいただく方法です。
消費者は、振込にかかる手数料は自分で負担することになります。
今は、条件付きで振込手数料が無料になるケースも金融機関によってはありますが、
そうされている方ばかりではないので消費者にとっては手数料負担もあるケースがあります。
事業者としても、手数料を支払う必要はありませんが、手間はないので、手数料を請求することはできません。
その意味では、手数料面でのメリットが事業者にないといえます。
振込の場合、期日までに振り込んでいただけるかどうかは消費者の口座の残高とは関係なく、
行動で決まってしまうものとなり、
忘れてしまう方はもちろんいらっしゃいますので、
その際の督促業務が、事業者にとって大きな負担となります。
口座振替(紙の振替依頼書)
口座振替は一般的に「口振(こうふり)」と略されるものです。そちらの呼び方の方が馴染みがある方もいるかもしれません。
消費者に、紙の口座振替依頼書に記入のうえ金融機関に届け出ている印鑑を押印していただくことで、毎月事業者が指定の日に消費者の口座から指定の金額を引き落とす方法です。
口座振替が始まれば自動的に引き落とされるので、事業者としては督促の手間が振込より減ります。
ただ、口座振替開始まで、申込から1~2カ月程度かかってしまうため、
その間は事前に一括で振り込んでいただくなどする必要があります。
さらには、印鑑の不鮮明、印鑑相違などで申し込み用紙が金融機関から戻ってきてしまうケースが結構あると言われています。
そうなると、再度申し込んでいただく必要があるのと、その間は振込を依頼するなどしなければなりません。
事業者は決済ごとに手数料がかかってきます。
消費者に手数料を請求するか否かと、請求する場合の金額は事業者次第です。
振込の手間がない分、消費者にとっても楽ではあります。そのため多少の手数料であれば、振込と比べられたとしても、こちらを選択する方も多いかもしれません。
残高不足の場合には、口座からは1円も引落しがされず、残高不足であることの通知が事業者に行われます。
その場合は消費者に対する督促を行う必要があります。
口座振替(インターネットでの振替依頼、口座登録)
指定のURLに消費者にウェブブラウザでアクセスしていただき、その画面上で氏名や口座番号などを入力していただく方法です。URLの示し方としては、自社のホームページ上に、その入り口を設ける方法などがあると思います。
そのまま消費者が引落を希望する金融機関のシステムに遷移して、
そのシステム上で本人認証を求められるので、印鑑が不要という仕組みになっています。
印鑑による本人認証より安心といえるでしょう。
さらには、振込開始までの期間が紙の依頼書の場合と比べて格段と早いのも特徴です。
事業者、消費者、両方にとってメリットが大きいですが、やはり紙の口座振替と比べれば、
事業者が支払うことになる料金は一般的には高くなります。
口座登録画面の用意なども必要なため、特に初期費用が高く、数百万円となるケースもあります。
いい生活Pay 口座振替は、この初期費用が10万円と格安になっています。手数料も紙の口座振替と同等以上の条件となっていますので、ぜひお問合せください。
クレジットカード
クレジットカードは、口座が残高不足でも決済が行われるという特徴があります。
手数料は家賃のみでご利用の場合、一般的な費目(例えば飲食店の料金)と比べて安くなりますが、
それでもいい生活Pay クレカ・コンビニで2.5%~です。
つまり、家賃50,000円の場合で1,250円となります。
口座振替の手数料は一般的にこの金額よりも断然お安くなります。
少なくともいい生活Pay 口座振替は断然お安いです。
詳しくはぺージ右上のメニューからお問合せください。
家賃保証会社による集金代行
家賃保証をつける場合、
1)集金代行付のサービス
2)集金代行が付かないサービス
の両方あります。
集金代行付のサービスの場合は、不動産事業者は集金を行う必要がなくなりますが、その分保証サービスの料金はお高くなるでしょう。
保証料金は消費者に負担いただくことになります。
消費者にとっては、手間は最初の契約だけですが、料金的負担は最も大きくなります。
まとめ
以上をまとめますと次に示すようになり、 毎月の賃料の請求にはいい生活Pay 口座振替のようなサービスが、滞納時などの一時的の請求にはいい生活Pay クレカ・コンビニのようなクレジットカードでの請求が向いているといえます。