【物件管理と募集強化のためのデジタルコンテンツ】不動産業務とIT活用例②

本コラムは全国の不動産会社様の研修会や、団体様、協会様のセミナーにて講演させていただき、好評いただいております弊社COO北澤のオリジナルセミナー資料「無駄を省くIT戦略とスマホ時代のIT戦術」から一部を抜粋、加筆したものを掲載しております。

課題

物件の外部、内部のどこに何があるかわからない。覚えていられない。

物件の内装、設備の写真、外観写真の取得には手間と時間がかかっている。

撮り忘れ、撮り損ないがある。

取るべき施策

360度カメラの導入。

360度カメラで一発で撮影。物件に入ることができる機会こそチャンスです。
簡単な作業ですので撮影担当のアルバイトの導入もいいでしょう。

利点

1. 撮影しておけば、入居後の共用部や室内の設備の位置などの質問にしっかり答えることができるようになります。
2. 管理部のスタッフは、現地に行かなくても、水の元栓の場所やブレーカーの位置を説明でき、入居者に応急処置を指示することができるようになります。
3. 360度撮影のため取り忘れがありません。
4. 各部屋、ユニットの中央部で一回づつ撮影するだけだですので、誰（アルバイトでもリフォーム工事の担当者など）でも短時間に行えます。
5. PCで必要な部分、気に入った部分を切り出し、その画像を不動産ポータルサイトやホームページに利用できます。
6. ベランダの部屋と外の境目で撮影すれば、部屋の中も部屋からの景色も撮影できます。
7. 撮影した360度画像をホームページや物件の紹介ページ（静的棟ページ）や不動産ポータルサイトのパノラマ、VRに利用できます。
8. 入居者がまだ居住している空き予定物件の内見に活用できます。
9. 案内の時間を短縮できます。（内見に行かずにVRで確認）
10. バルコニーの窓あたりで撮影しておくと、室内と景色を見せることができるようになります。

欠点

• すべてが映ってしまいます。（ただしあとで消せますので、撮り忘れがなくなります）
• 画面湾曲矯正や切り出し加工が必要になる場合があります。（作業に慣れれば個別の撮影より時間はかかりません）
• 切り出すときに画質の劣化が起こります。（大画面で見るコンテンツではないためそこまでの心配は無用）

以上、「無駄を省くIT戦略～不動産業務とIT活用例②～物件管理と募集強化のためのデジタルコンテンツ」でした。
最後までお読みいただいただいた皆様には、ぜひ「課題」「取るべき施策」「利点」「欠点」をご参考、ご活用いただければと存じます。