※2014年4月公開当時の内容です。
2014年4月に「Windows XP/Office 2003」のサポートが終了してから約5ヶ月経ちました。
パソコンの買い替えやOSの変更などの対応で慌ただしかった企業様も多かったと思います。
しかしその一方で、「まだまだ動くし・・・」「うちの会社は大丈夫」「そのうち対応すればいいや」などという理由で
そのまま使い続けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不動産業界は情報産業であり、扱っている情報も物件情報をはじめ顧客情報、契約情報など、
企業として守らなければいけない重要な情報ばかりを取り扱っています。
他人事に考えていると大きな被害に遭ってしまう可能性もございますので、
今一度、セキュリティについて考えていきたいと思います。ぜひご確認くださいますようお願いいたします。
驚くことに、Net Applications(米分析会社)によれば、約25%が未だ「Windows XP」を使用しているようです。
弊社のサービスサイト(https://www.es-service.net/)のOS別アクセス数を調べてみても、2014年8月度のアクセスのうち8%もの割合で「Windows XP」からアクセスしていることがわかりました。
弊社のサイトは、不動産会社様からのアクセスが多いため、不動産会社様の中にも、まだサポートが終了した「Windows XP」を利用されていることがわかります。
また、IT調査会社のノークリサーチ社が昨年10月に「Windows XP」のサポート終了に伴う対応状況についての調査結果を公開した内容によると、移行をしない理由として、「どのような弊害があるのかわからない」や「費用が捻出できない」「インターネットに繋がなければ問題ない」などの回答があったようですが、使い続けるのはセキュリティの面で大変危険です。
XPのサポートが終了したということは、セキュリティの更新プログラムの提供が終了したということになります。
終了後は、何かセキュリティ上に問題があった場合でも、修復されずに放置することになります。
例え話として、家の鍵が壊れているのを修復しないまま住み続け、泥棒に入られやすくなってしまうようなものだと言われることがあります。
WindowsXP (SP3)はWindows8(RTM)に比べ14倍感染率が高いという調査結果がMSより発表されており、感染するとこれからご紹介するような被害に遭ってしまうことになります。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos/security.aspx
では、サポートが終了したOSのPCを使用し続けるとどんな危険があるかをご紹介いたします。
※WindowsXPの延命サービスをご利用の場合を除きます。
個人情報や契約者情報など、不動産業界で取り扱っている情報は、機密性の高い情報ばかりです。
情報が流出してしまったら「時すでに遅し」。
流出してしまった情報を回収することはほぼ不可能で、貴社だけでなくお客様や取引先も被害を被ってしまう危険性があります。
気付かない間にウイルスが仕掛けられ、自社のPCが加害者になってしまう可能性があります。
そうなった場合、知らず知らずのうちに攻撃者の操作によりお客様や取引先のPCを攻撃してしまっていたということになる可能性があります。
これまで、「Windows XP/Office 2003」のサポート終了によるセキュリティの危険性についてお伝えしてきましたが、その他にもセキュリティに関して注意しなければいけないのがお問合せページにおける「SSL」です。
以前にもお伝えしたことがあるのでご存知の方も多いとは思いますが、重要なことですので、改めてお伝えします。
※1 インターネットセキュリティに関する意識調査(日本ベリサイン実施)
不動産会社のホームページにある会員登録フォームや資料請求フォームには、名前や住所、電話番号の他に、勤務先や年収など非常に重要な情報を登録します。
不動産ポータル、ショッピングサイト、金融機関、どこを見てもほぼ例外なくSSLは導入されており、 Google検索においても(ログインして使う場合)SSLがついています。
ネットユーザがSSLで暗号化すらされていないサイトに対して、個人情報を入力することに抵抗を覚えるのは当たり前のことです。
なお、いい生活がご提供する、不動産会社向けホームページ作成ツール「ESいい物件One ウェブサイト」は、全ての問合せフォームにSSLを導入しております。